血を吸う大地のよろずブログ

映画&ゲームのマイナータイトルの感想ダラダラ書いてる

友人が『孤独のグルメ』観る時の几帳面さに爆笑してしまった

ヒトには神経質になりがちなコンテンツが必ずある

お題「これって私だけ?」

自分はかなり大雑把+出不精な性分で、仕事も人生もだいぶテキトーなんだけれども、ブログ書いてる時とゲーム遊んでる時は何となく真剣というか、結構神経使ってしまう。まぁ、そのブログもイマイチな更新頻度だが

同じように毎日ダラダラやってても、これは!という趣味とかホビーに目を血走らせる人が多いんだなぁ…とつい最近になって思い知らされた。しかも、孤独のグルメで…

久しぶりに友達が家に来た。ガキの頃は友達の部屋に集まって遊ぶとなるとスマブラかF-ZEROか、ナイトファイアの画面分割が定番だった。しかし一回りぶん歳取って、趣味が変わったり遊ぶゲームがコンソールからスマホに移ったりで、最近は友達が部屋に集まってもゲームでワイワイ遊んだりせず、アクション映画を観返してケチ付けたり、ドラマをダラダラ流して駄弁ったりなんて事が増えて来た。

その日はなんとなく孤独のグルメを鑑賞。しかし友人の様子がなんかおかしい。オープニング前、駅を後にするゴローちゃん。すると「ちょっと待ってな」とかばんから急いでスマホを取り出し、アプリを確認する友人。「よし!観よう!」と視聴再開。

その後はいつも通り、仕事するゴローちゃん。腹が減るゴローちゃん。腹が減るゴローちゃん。腹が減るゴローちゃん。街をうろつくゴローちゃん。店を決めるゴローちゃん。飯に夢中になるゴローちゃん。観てる自分もいつも通り、何も考えずにただ観てるだけなんだけど、友達はひたすらスマホに何か打ち込んでる。どうもメールとかメッセアプリに返信してるワケじゃないらしい。聞いても「見るなよー」と拒否ってたが、あんまりにも気になったんでやや強引にチェック。要はメモアプリにメモ打ち込んでるだけだったんだが、正直そのメモの内容に面食らってしまい、爆笑してしまった。

『孤独のグルメ』は料理番組並みにメモ書きが必要なドラマなのか問題

以下、友人がメモに残していた内容一覧。

  • ゴローちゃんが訪れた店名
  • ゴローちゃんの注文した料理
  • 他の客の注文orその様子
  • 注文に対し、運ばれてきた料理の順番
  • 品数とボリュームを主観でメモ
  • 各回の感想を簡単に(コレはあったり無かったり)

もうね、笑うでしょこんなの。放送枠が短い料理番組や語学教養系のHowTo番組とか見てメモ取るってんならまだ分かりそうなもんだが、コレ『孤独のグルメ』ですよ?しかも、メモの各項目にはご丁寧に時間まで書かれており、ゴローちゃんが入店してから「ごちそうさまでした」までのタイムラインをハッキリと把握出来るレベル。もし放送作家志望だったとしても、好きなドラマの構成をここまで念入りに把握したりしないんじゃ…

友達が、その何だか奇妙なゴローちゃん観察メモを、どれぐらい習慣付けて入れ込んでるかその時はハッキリとは判らなかったが、とりあえずSeazon4~6の途中までのストックを確認。欠かさずに保存されているメモの箇条書きを観て、普段それほど神経質でない友人の別な顔を見た気がして愕然。しかもスマホのメモアプリ使う前は手書きでこれ全部書いてたってんだからヤバい。

でも確かにゴローちゃんが訪れたお店を、ファンが伺う際はかなり重宝するかもしれない。あのゴローちゃんと同じ店に訪れて、同じメニューを堪能出来た!となれば、聖地巡礼の感動も一入だろう。その友達にも「そのメモ、その店に行った時の参考用?」と聞いてみた。しかし、「店?いや行かないよ?」と即答。聖地巡礼グルメ巡りの予定はハナから無いらしい。

どうやらメモをスマホに打ち込んでる当人も特に深い理由があるワケではないらしく、全然関係無い時や忙しい時に観返すと、その回のゴローちゃんと店内の様子が思い出されて和むから?らしい。答え合わせして自分はなるほど!と納得出来たんだが実際の所、その友達自身はそんな高尚な志でこんなメモを取ってましたっけ?と困惑していた。もうすっかりメモを取る事が無意識な習慣になってしまって、当初の目的があいまいになってるらしい。むしろ『孤独のグルメ』をそれだけ集中して観ている人間がいる事に驚いてしまった。同じファンとして恥ずべき…なのか?

なんにせよヒトは、夢中になれるコンテンツに入れ込み過ぎて神経質になってしまうタチらしい。ドラマに限らず、ゲームしかり音楽しかり、どんな趣味でも関係無い。友達が保存したメモをスクロールして、その量と内容に最初は爆笑してしまったが感心してしまった。自分もゲームに映画にブログにと、特に最近は部屋に籠ってばかりだが「うるせえ!良い所なんだから邪魔すんな!!」と気持ち新たに胸張って生きていきたい。また余計な自信がついてしまった

お気に入りの『孤独のグルメ』エピソードをご紹介

友人のメモに比べてだいぶ稚拙だが、自分のお気に入り『孤独のグルメ』をここでピックアップ。

ズバリSeazon4の最終話「渋谷区恵比寿のエビしんじょうと焼きおにぎり」。コレだけ数十回リピートしてるぐらい大好きだし、なんなら油断してると泣きそうになるエピソード。ゴローちゃんを店に招き入れる居酒屋『さいき』の大将を演じた石橋蓮司の渋く、しかし人情味溢れるそのチャーミングさに惹き込まれる。

価値観が独特過ぎるカフェのマスター(小林賢太郎)に手こずるゴローちゃん。だが、当のマスターは内心ゴローちゃんの仕事ぶりに期待しており、そして『さいき』のエビしんじょうを口にして「どっかで聞いたセリフだ…」と思わずニヤリと笑う松重さんの自然な表情に心打たれる。

それとSeazon最終話でもある為か、原作担当の久住カメオもある。暖簾をくぐってタバコ吸ってる『さいき』の大将に「烏龍茶、ありがとうございました」と頭を下げるゴローちゃん。店を後にするゴローちゃんの背中に「また寄ってよ」と話す大将。「はい。帰って来ます」と返すゴローちゃん。リアタイで視聴してたらマジで致命傷だったかもしれない。どのSeazonの、どの話からでも楽しめる、前情報不要なグルメ番組『孤独のグルメ』。色んな人にオススメしたい、素敵なドラマだ。