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とにかくエレガント!ショーン・ビーン演じる「パイク」に痺れる!「CA$H」!!

基本情報

原題:CA$H

製作年:2010年

監督・脚本・製作:ステファン・ミルバーン・アンダーソン

主要製作スタジオ:ロードサイド・アトラクションズ

製作国:アメリカ

登場人物

パイク:ショーン・ビーン

サム・フェラン:クリス・ヘムズワース

レスリー・フェラン:ヴィクトリア・プロフェッタ

バハトゥディ・テディンドゥプリ・シン:エレン・ジョー・メイヤース

デイルさん:マイケル・マンテル

配管工:グレン・プラマー

リース:ショーン・ビーン

 

あらすじ

車が絶えず行き交う街、シカゴ。

サム(クリス・ヘムズワース)の車が立体交差を通過した際、

上の道路からスーツケースが落ちて来た。

ボンネットにキズが付き激高するサム。

しかし、ケースの中身には60万$もの大金が入っていた。

 

一度は投げ捨てたケースを回収すると、

妻レスリー(ヴィクトリア・プロフェッタ)にコイツを自分たちで使おうと話す。

一度は渋るが大金に目がくらみ、結局レスリーも承諾。

借金返済、新品の家具、携帯電話の新規契約と羽振りよく消費し始める。

 

一方、シカゴ警察に拘留されているリース(ショーン・ビーン)の元へ

容姿が酷似したスーツ姿の男(ショーン・ビーン)が現れた。

リースは警察に逮捕された際に大金を失った旨を話す。

「大金を回収出来たら中身を山分けしよう」

スーツの男はこれを承諾。大金の追跡が始まった…

レビュー&個人的な深読みなど

オススメ強度:★★☆☆☆

もし貴方がショーン・ビーンマニアだった場合

オススメ強度:★★★★★

上のあらすじ見たらクリスvsショーンの駆け引きに期待したい所ですが、

結論から言うとショーン演じるパイクの大金追跡はあっさり完了。 

そこから悪党パイクとの奇妙な同居生活が始まります。

おまけにパイクは語尾にいちいち「レスリー」と付けて奥さんにアプローチ。 

 

とにかくショーン・ビーンありきの映画。

それと少し痩せてるブロンド奥さんレスリーを演じた

ヴィクトリア・プロフェッタさんが超キュート。

この二人のおかげで中弛みも緩和されてると思います。

そしてスーパーで五枚組数ドルで売られてそうな無地シャツ着てるクリス(汗)

現在は米国の著名なセクシー俳優にまでのし上がった彼ですが、

今作ではパイクを追い出そうとするも逆に脅され、

頭に来て食って掛かるも今度は脳震盪起こすまでボコボコにされたりと

トコトン良い所がございません。

残念ながら中盤から段々と無口になる為、凄く地味な印象です。

 

「新機軸スリラー」って煽られてますが、空気感はぬるめな犯罪映画。

ショーン・ビーン演じる追跡者は訛りがあって(mother-fuckerの発音がムァザフッカ)

シカゴに馴染みもあんま無いみたいだし、大金の行方を探る場面はどこかコミカルで

マヌケに思えるような描写もあります。

 

クリス演じるサムは最初こそ大金手にしてお調子者ですが、

家にパイクが押し入り影響力が強くなると

次第に内向的になっていき、家庭での影が薄くなっていきます。

対照的にレスリーは当初こそ控えめだったにも関わらず、

パイクの強盗指導でやたら積極的になり、どんどん無神経に…

 

レスリーは痩せてますが、夫婦は菜食だけの食事制限をしてます。

その事を長年二人で了解して来たはずなのに余計な事言って喧嘩したりと

悠々と構えるパイクと裏腹に、とにかくギスギスして行きます。

 

中盤までは印象的でしたが、ラストはやや尻切れトンボ。

クリス演じるサムが終盤、冷蔵庫の「食材」を

片手で千切って仏頂面もそのままにむさぼるシーンがとてもイイ。

個人的に拘留から解放された男のその後が気になります。

 

 ショーンが超絶エレガント。モーテルのベッドを起こしてどかす場面や

食後にナプキンで口元を拭うシーン、銃の手渡しから半裸のヨガまで!!

とにかく動作ひとつ取っても綺麗で淀み無く見紛う事無き紳士の仕草!

ヨガの場面では意外にもしっかりとした肢体を披露。流石です。

ショーンマニアは取っておいて損の無い一枚となっております。

 

まとめと解説、個人的な深読み

ショーン・ビーン演じるパイクにとにかく痺れる映画。

レスリーの実家での受け答えがなかなかパンチが利いてます。

みなさん大量の現ナマが天空から落っこちても手出しは厳禁です!!

 

パイクはがめつい性分で、拘留中の男に「もういい」と言われても

夫婦が浪費した金を1セント分まで耳を揃えて返すように強制します。

失われた金に執着しまくるパイク。いちいちレスリーに負債総額の確認を取ります。

そして電卓無しで残高計算や住宅ローンの仔細を計算するほど数に強いです。

 

更に不眠症の様子でベッド要らず、夜中はヨガ。

夫婦を深夜まで監視します。

それと一度キレると苛烈な暴行を及ぼします。

この暴力場面で何だか動揺してる様な雰囲気をパイクに感じます。

勝手な妄想ですがパイクの計算高さや金に対する執着、不眠などは、

もしかしたら強迫障害の影響でもたらされた行為なのかなと思ったり…

 

ロードサイド・アトラクションズはインディーズタイトル製作で一貫した会社。

(日本的には製作姿勢が問題視され議論を呼んだコーヴで著名)

今作は製作費を回収しきれず赤字。日本では未公開となりました。

 

余談ながらジャン・レノ主演の映画「ライヤーゲーム(英題:ca$h '08 フランス)」と

ポスターやパッケージジャケットが何となく意匠が似通ってます。

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