血を吸う大地のよろずブログ

映画&ゲームの感想ダラダラ書いてる

ペドロで飛び出せ!まさかの宇宙西部劇『マンダロリアン』S1をザックリとレビュー

現代VFX技術で新たに創造される"どこか古めかしい"SF西部劇

オススメ強度:★★★★

なんだかんだ国内での配信も遂に決定したDisney+から御贈りする、あのスターウォーズの正統派スピンオフな海外ドラマシリーズ。しかも、本編サーガで無視出来ない戦闘民族マンダロワの意志を継ぐ、孤高の賞金稼ぎを物語のメインに据えたと来てはえ配給のゴタゴタが山積していても絶対に観るしかない(血の涙)www.eartheblood-sucker.com

シーズン1は全8話構成、もちろんここ日本でも全エピソード配信済み。このDisney+というVODが実装される前からSWファンの関心は高く、実際にエピソードが配信されると、そのあまりの硬派さとディテールの徹底ぶり、個性際立つキャラクター達、シビアでダークな世界観とストーリーで新スターウォーズ三部作にウンザリしていた馴染みのファンは勿論の事、国内外のドラマフリーク達を瞬く間に魅了したのであった。

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ダクソ風味の狂った冒険映画『アナイアレイション-全滅領域-』をザックリとレビュー

モチベ30%ぐらいの女性5人組vs狂気を撒き散らす”光”のドーム

オススメ強度:★★★☆☆

作家、プロデューサー、脚本家、更に'15年以降は映画監督とマルチに仕事をこなす、芸術家肌なアレックス・ガーランド氏が手掛けた冒険恐怖映画。ソフト化は勿論の事、NETFLIX加入者であればいつでもどこでも鑑賞可能。スマホで視聴した時にデータ飛びと字幕にバグがあったらしく、PS4で改めて見直したついでにレビュー。若きダニー・ボイルとのデュオ時代から、そこそこなオタクっぽさを感じさせてはいたが、本作は'80~'90年代に掛けてサム・ニール御大が随分ガンバっていた『真相に近づくに連れ、みんな狂っていく』系のSFホラーを現代に蘇らせたかの様だ。

ストーリーの主軸となる主要な登場人物が女性だけの五人組という異色さ、新鮮さばかりに目を奪われがちだが、そこは英国アーティストなアレックス。各キャラクターの掘り下げと演出は抑揚に富み、終盤における灯台での抽象的過ぎる攻防戦は何と言うか、かなり詩的な雰囲気で、あそこだけ切り取ったらまるで別な映画にも思える。

劇中で夫婦役のナタリー・ポートマンとオスカー・アイザックのふたりにも注目。両名ともスターウォーズ・サーガでの活躍は勿論、様々な映画に引っ張りだこの著名な演者であり、目がクッキリして、鼻筋通ってて、表情も受け取り易い、言ってみればキャッチーな顔してる美男美女だと思うんだが、本作ではかなりクセの強いやつれた目元のメンヘラ演技に徹している。*1役者さんのファンでNETFLIX既加入者の方は色んな意味で必見。

*1:これはメイクの効果もそこそこあると思う。そう考えると化粧が与える印象の変化にも驚き。

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胸糞悪い銀行強盗モノ『インサイド・マン』をザックリとレビュー

今になって観返すとまるで違った印象を抱く社会派サスペンス

オススメ強度:★★★★

公開当時、TVで流れた本作の試写会コマーシャルが忘れられず、まだまだガキの分際ながら劇場へ足を運んだ映画で、かなり想い出深い一作。すこし横道に逸れるが、物語のオチに用意されるどんでん返しは英語で"Plot Twist"と表現される。

ハナシとしては銀行強盗モノであり、本作の"Plot Twist"もひょっとすると当時の時点で既に陳腐だったのかもしれないが、当時の自分にとって本作のオチはまぁっったく予想出来なかったし、劇場のスロープを歩いて出て行く最中にチビリそうな気分だった*1

しかし、今になって観返すとスパイク・リー監督の演出があまりに尖り過ぎてる為、当時感じた「なんだ今観たカッコ良い映画は…なにかとんでもない物を俺は観たかもしれない!」みたいな感想は何処へやら。むしろ登場人物ひとりひとりの生々しい言動にイラ立ちすら覚える。

*1:いやチビッてたかも… とは言っても映画観て漏らすぐらい感動したり、あるいはショック受けたりってほぼほぼ無い事だろうし、ポジティブな経験として記憶したい。ちなみに二回目。一回目はマトリックスでネオとトリニティがSP会社の玄関受付を突破するシーン。あれを初めて観た時は劇場のシートにしがみついてブルブル震えた憶えがある。

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お客様は物体X!?深夜の変化球コンビニホラー『ダスク・オブ・ザ・デッド』をザックリとレビュー

もしも、チンケなコンビニに物体Xが現れたら?

オススメ強度:★★★★

'08年の10/31、全米がハロウィン一色の秋に公開された約90分のSci-Fiホラー。短いながらも手堅い演出、特撮と構成、そした演者さん方の演技の助けもあり、中々の仕上がり。期待せずに本作を鑑賞した当時、思いがけず衝撃を受けた事もあってこの評価。

乱暴にストーリーをまとめてしまうと、みんな大好き物体Xが南極ではなく、アメリカ南部のちゃっちいコンビニに夜中押し入ったらという内容。こう言い切ってしまうと粗方の予想が付いてしまいそうだが、パウロ・コスタンツォ、ジル・ワーグナー、シァ・ウィガムら主演を務めた御三方の演技が凄まじく、如何にも!と言った風なB~C級予算のホラーながら食い入るように魅入ってしまった。

特にシァ氏のそれは真剣そのもので、店内で"Lacey!!"と何度も絶叫したり、劇中で腕をぶった切られながらも終盤まで諦めずに策を講じたりと、冷静で情に厚い強盗デニスの奮戦ぶりを見事に演じ切った。本作におけるシァ氏の演技は、本人にも監督含む製作陣にとってもクリエイター冥利に尽きる仕事だったのではと感じる。

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シュールで不気味だが儚い冒険(?)映画『スイス・アーミィ・マン』をザックリとレビュー

不気味でシュールだが切なく前向き

オススメ強度:★★★☆☆

'16年製作。主演のダニエル・ラドクリフが死体に扮した米国映画で、しかもその死体が泳ぐではなく放屁で水上バイクの如く海上を移動するというセンセーショナルさから当時のサンダンス映画祭で公開後、ここ日本でもかなり目を惹いた一作。

国内におけるダニエル・ラドクリフの著名さからか、プロモだとどうしてもダニエルが中央に据え置かれる事となるが、本作はポール・ダノ演じるハンクとダニエルのメニーのダブル主演といった形。ダニエルも死体役は相当しんどそうだったが、物語を牽引するのは優柔不断で容姿もイマイチな男ハンクであり、彼の悩ましい内面の描写とメニーとのふれあいこそが本作のテーマになっている。

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崖っぷち父さんが奮闘する不条理ホラー『フッテージ』をザックリとレビュー

真相を追う程、メンタル擦り減らす父の姿に心打たれる

明けましておめでとうございます! 何を今更って感じですが…

年が明けてから、仕事の環境が変わったり、youtube観たり、なんか別に良い仕事無いか探したり、youtubeでVLDL観たりしてたらあっという間に一年の半分が過ぎてしまった。当ブログとしてはだいぶ出遅れてしまった形だが、今日からまた気持ち新たにして執筆に専念したい。

そういう訳で年始のレビューは'12年に公開された不条理ホラー『フッテージ』。

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今年も一年間、本当にありがとうございました。

書き納め

今年も色々あった。思い返せば一年の折り返し手前で『週刊はてなブログ』様からピックアップされる等、過疎ブログらしからぬイベントもあったしね(笑)

www.eartheblood-sucker.com

とにかくこの一年間、様々な方にとてもとてもお世話になった。ホントにありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

来年からは早いもので令和二年となる。また志新たにゲームに、映画に、音楽にとブログの更新もボチボチ続けていきたい。

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